もう一度、「あの場所」に行ってきた!(前編)
皆さまお久しぶりです。
けっこう更新まで時間が空いてしまい、申し訳ありません。
だって就活とか色々忙しかったんだもの…
一応報告させていただきたいんですが、前回の更新からこのブログ、色々変わっています。
前回までの簡易仕様からレイアウトとかタイトルとかちょこちょこ変えたんですが、いかがでしょうか。
レイアウトは今後も見やすい形に変えていくと思うので、もし今のバージョンで見にくいとかあったら教えてくださいませ。
あとなんでしょう、これは今回の記事の内容にもかかわってくる部分なんですが、ちゃんとした漢字の名前に改名しております。
さとやんから砂糖柳(さとうやなぎ)になりました。どうぞよろしくお願いします。
というのも、元の名前だと、メールなどでやりとりさせていただく際に「さとやん様」となるわけですよ。
なんとなくこの表記見てるともやっとするというか、「普段絶対こんな名前打たないだろうに、申し訳ねぇ...」という気持ちが沸き上がってきちゃうんですよね…。
せめて漢字の本名っぽい名前があったら便利かと思い、スーパーの帰り道で思いついたのが砂糖柳です。めっちゃ適当に決めたので、不評だったら戻したりするかもしれません。まあ所詮素人がやってることなので、生暖かい目で見守ってやってください。
では諸報告が終わったところで、いよいよ本題に入ります!
まいどまいど前置きが長いね!
時は6月末、くだんのツイートについてのリプライや冨安様へのご挨拶も終わったころでした。
「いや~、色々大変だったけどそろそろ落ち着いてきたな。」なんて一息をついたところで、TwitterにDMの通知が一件。
ん?誰だろうな・・・
・・・・え?
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!
大本からコンタクトが来たぞ!!?!?!??
いや、もうパニックですよね。何がなんだかさっぱりわからない。
だって資生堂ギャラリーさんっていうと
- オープン1919年、現存する画廊の中では日本最古といわれる超老舗
※よく考えたら来年100周年・・・?
- 運営しているのは資生堂、言わずと知れた日本を代表する企業
- 国内外を問わず、様々なアーティストが注目しているスポット
なわけなのですよ。私も後から知ったんですが、アート業界ではかなり有名なところだったようです。そんな画廊様からまさか・・・
- 非リア陰キャ
- 低身長デブ
- 就活負け組
- 底辺国公立大
- 内定ゼロ(笑)
な私にコンタクトとるとか思わないじゃないですか!
絶対私になんざ興味ないじゃないですか!
僕らがなにかやってたって「なにやら下々の民があくせくしておりますわオーッホッホッホ」とか紅茶キメながら笑ってるに決まってるじゃないですか!
どうせ大企業の人間ってそうだから!!(偏見)
閑話休題。
「あ、だからこいつ内定ないんだ」と思った賢明なそこのあなたには、「正解(エサクタ)!」とだけ言っておきましょう。
あの仮面削って強くなってくスタイル好きだったのになぁ。
で、資生堂ギャラリー様からいただいたメッセージはこんな感じでした。
※「shiseido art egg」の続きですね。
なるほど、7月6日から次のアーティストさんに移るのか。
・・・お、ちょうど7月7日から9日まで東京行くな。就活だけど。
よっしゃ7日か8日に行こうっと。(このあとちょっとDMでやりとり)
- たぶん当日、shiseido art egg の担当キュレーターとかPR担当とかいるかもしれないから、挨拶させてもらうかもね。
※アート用語「キュレーター」・・・学芸員。博物館や美術館で展示や管理をする人。
・・・え?ひょっとして僕(ど素人)、プロの方とお話しなくてはならない感じ?
そんな胃が痛くなる要件を抱えつつ、ついに当日。
やってまいりました。資生堂ギャラリー。
よう、半月ぶりだななんて言いながら内心めちゃくちゃドキドキしつつ、階段を下りて地下へ進んでいきます。
ギャラリーまで進むと、「おや?」というくらいの・・・
甘い香りがふわっと漂っていました。
なんの匂いだったかなあこれ・・・と考えながら、展示を見つつ受付へ。
「いらっしゃいませ。展示へ進む前にそちらのアンケートにご記入ください。」とギャラリーのお姉さん(美人)に促され、タブレットをいじります。
「あーこれ自己申告する系か・・・めっちゃ恥ずかしいやつ・・・」と思っていたら、
お姉さん「あ、えっと、ひょっとしてさとやん様・・・でしょうか?」
僕「あ、はい・・・そうです・・・(超赤面)」
お姉さん「そうですよね!どうもお世話になっております!(超キレイ)」
僕「いや、全然。こちらこそ一杯人が来たってことでご迷惑を・・・(しどろもどろ)」
お姉さん「あ、今担当の者呼んでまいりますね!」
このとき僕は決意しました。ちゃんと漢字の名前作ろうと。
資生堂ギャラリーという歴史ある場所で!普段超大人な人を相手にしているであろう美人なお姉さんから!
「やん」+「様」という変な呼称で呼ばれる恥ずかしさよ!!!!
しばらくすると、ベテランっぽい女性お二方からご挨拶をされました。
お名前や部署は伏せますが、なんとギャラリーの方とかではなく資生堂本社の方!
なぜ学生1人にそこまでするのかという疑問をいだきつつ、ほの暗いギャラリーの中でお話をさせていただきました。
僕「くりかえしみるゆめの展示時は、たしか1時間超くらいの列ができていたとTwitterでみたのですが、ギャラリーの皆様にはご迷惑になりませんでしたでしょうか?」
社員さんA「とんでもない!むしろ当ギャラリーに初めて来たという若い方がたくさんいらっしゃって、すごいなーと思ってました。」
社員さんB「ここの立地が銀座の地下ということもあって、いままでなかなか新しいお客様というのが獲得しにくいという課題がありましたので、今回のことはかなり驚きましたね。」
僕「なるほど…たしかにすごく多くの方にご来場いただいていたようですよね。実際はトータルで何人くらいだったんですか?」
社員さんB「正確な人数はちょっと把握していないんですが、例のツイートの次の日当たりから1日当たり1000人ほどいらっしゃっていたようです。」
僕「1000人!?この場所にですか?」
社員さんA「はい。かなり異例のことです笑」
僕「そりゃあ列もできますよね・・・」
僕「そういえばなんですが、あんまり資生堂さんとギャラリーって結びつきがないように思えるんですけど、なんでアート方面への事業を行っているんでしょう?」
社員さんA「それについては、もともと資生堂の企業理念が、美しい生活文化の創造なんですね。それを新しく作っていく中で、企業文化はとても大事なものだと考えています。」
「メセナ(芸術支援活動)はその中の要素です。shiseido art eggはそれに加えて、新しい世代を担うアーティストさんを応援するという意味で行っています。」
僕「なるほど。ということは、僕たちのような若年層に、よりアートや文化について考えてもらいたい、というメッセージも含んでいるように思えます。」
という真面目な話が結構続きました。
実際は僕の方がめっちゃしどろもどろ+ことあるごとに謝罪という感じでしたが・・・。
で、ちょっと落ち着いたかなというところで、またまさかの展開になりました。
社員さん「あ、そうだ!今ちょうどアーティストの佐藤浩一さん(今やってる個展の作者様)がいらっしゃるんですよ!」
「今呼んできますね~」
僕「えっ」
あれ?僕このあと、ガッチガチのアーティストさんとお話しするのか・・・?
(後編に続く!)
追記:設定を少々変えまして、はてなブログにログインされてない人でもコメント打てるようにしてみました!
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▼今回の個展
佐藤浩一展『Crepuscular Gardens 半開花の庭』
▼資生堂様のビューティー/アートについてのサイト
▼読んでて面白かったサイト「こちら、銀座 資生堂 センデン部」
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